施設在宅 服用負担に対する事例③
弊社では海老名市を拠点として在宅訪問に特化した運営をしております。
介護福祉施設において、薬剤の管理および服用後の症状についてお困りのご施設様も多いのではないでしょうか。
弊社は薬剤のセッティング管理の他にも医師の訪問診療に随行し、薬剤のアドバイザーとして診察に同席をさせていただいております。
その中で、今回は服用負担に対する服用コンプライアンス不良について、事例を以下記載致します。
【病状】
認知症、高血圧、高コレステロール
【処方内容】
・朝食後 5錠
ドネペジル塩酸塩 5㎎
テルミサルタン 40㎎
メトホルミン塩酸塩 500㎎
セレコキシブ 100㎎
・昼食後 1錠
メマンチン塩酸塩OD 20㎎
・夕食後 3錠
メトホルミン塩酸塩 500㎎
セレコキシブ 100㎎
モンテルカストナトリウム10㎎
【他職種からのご相談内容】
徘徊より、昼食後の処方服用コンプライアンス不良。
看護師様も投薬のため、患者様の捜索に負荷がかかり、ご自身での服用も難しいため、
今回新規の施設対応にて服用へのご相談があった。
【考察】
昼食後に服用していた認知症薬が食事時間に関わらず服用可能なため、朝食後の服用時点に含めることができるのではないか。
【提案】
昼食後の処方薬が朝食に移行することを提案。医師の判断により、朝食後服用へ移行。
さらにバイタルチェックから高血圧およびコレステロール値良好とみられるため、減薬を提案。
医師の判断により、中止となった。
【変更後】
・朝食後 5錠
ドネペジル塩酸塩 5㎎
テルミサルタン 40㎎
メトホルミン塩酸塩 500㎎
セレコキシブ 100㎎
メマンチン塩酸塩OD 20㎎
・夕食後 3錠
メトホルミン塩酸塩 500㎎
セレコキシブ 100㎎
モンテルカストナトリウム10㎎
【経過】
自覚する副作用なく、服用コンプライアンスも良好となった。
今まで、訪問薬剤師が介入していなかったご施設様において今回の取り組みにより、
減薬となり、患者様のご負担及びご施設の負担軽減となった。
以上
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